とんたんの投資日記

オニール、ミネルヴィニ流で富裕層の仲間入りへ

【じっちゃま】金融相場から業績相場へ「株式市場は終わらない」

                                                                     

こんにちは。とんたんです。


今週は週明けから米国株がガツンッとやられました。特に高PERのハイパーグロース株。代わりに買われたのが銀行株などの金融株そしてエネルギー株だったわけです。

なぜ指数が下がり、セクター・ローテーション起きたか?

おはカピ 昨晩は岐阜ショック...
FRB議長にパウエル氏再任決定し「インフレを防ぐためにあらゆる武器を使う」とタカ派な発言により金利が急騰。
エネルギー・金融が上昇する一方でグロースは丸焦げ指数には表れませんが最近好調のIPO銘柄はゲロ下げですね
波乱の一週間の始まりとなりました

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まあ、岐阜ショックというのはGifu-Boy ☉♰☉(@gihuboy)さんのこと。Twitterでは、彼の行動は全て裏目に現れてしまう逆神として崇められております。
最近では日本市場からアメリカ市場に移ると宣言したら米国株が下がりだし、トルコリラに手を出したらトルコリラが大暴落したということが話題です。
それでも相当資産を持ってるお方、のはずです。


パウエル氏が再任されてなぜ、長期金利が上昇して米国株が不安定になったのか?

じっちゃま(@hirosetakao)は米国議会あった動きにあるとツイートしています。
「既に下院で可決され、上院に回されている歳出法案…それに賛成票を投じる?投じない?を巡って民主党内で駆け引きがありました。
ウォーレン議員などタカ派は歳出法案を人質に取ってパウエル降ろしを画策していた。
バイデンがパウエル指名したのは歳出法案の根回し・票読みが完了したから。
1.75兆ドルがバラ蒔かれます。これは景気加速要因。引締めが必要。」

つまり今回の件はパウエル再任決定とはほとんど関係がないとの主張です。
1.75兆ドルがばら蒔かれることが決定したため、景気が更に加速するというのです。
だからパウエル議長も「インフレを防ぐためにあらゆる武器を使う」とタカ派に傾いた発言になったというわけです。

ただ、じっちゃまはこうも言っております。

「忘れないで下さい。金利が上昇したからといって相場が終る!のではありません!
金利が上昇したら、金融相場は終わります。そこから業績相場にバトンタッチ!
だから金利上昇局面でも業績を伸ばせる企業を中心に買っていればオッケ。
市場参加者が嫌がるのは、矢継ぎ早の利上げです。
せかせかと、せっかち感が醸し出されると、投資家は(おいおい、大丈夫かよ?)と動揺します。
つまり中央銀行がcoolを失うとダメなんです。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今後は金融相場から業績相場へ移行するということであり相場が終わったということでは無いと言います。
金利上昇にも負けずそれ以上の業績を伸ばすことのできる企業を選べば自ずと儲かるります。
ただし「今までのように何を買っても大抵は儲かる」という楽勝相場は終焉を迎えた可能性があります。その点では今まで以上に難しい相場になるということは間違いなさそうです。

そして市場にとって、利上げで本当に注意をしなければいけないのは、間隔と回数そして幅。FRBが短期間に何度も利上げを行ったり1度の利上げで大きく上げてしまうと、市場はその圧力に耐えられなくなるということです。


最後に、以下じっちゃまがおっしゃった、今回のハイパー・グロース株がガツンとやられた理由。

「まずけさ抜き打ちでパウエル議長再任が発表されました。これ自体はサプライズではありません。
市場はこれを好感、高く始まったものの(これを機にパウエルはもっとアグレッシブにテーパーの手仕舞い⇒利上げへと移行するのでは?……)という不安が台頭しました。
普段我々がモニターしている10年債利回りは1.63%に跳ねました。これは悪い展開です。
でもそれ以上に2年債の動きが激しかった。2年債利回りは6ベーシスポイント上昇の1.57%でした。
普通、短期債は市場関係者の(FRBはどう動く?)という期待を反映します。
つまり今日の短期債利回りの急上昇は(FRBがアグレッシブに引き締めて来るぞ!)という警戒感の現れです。
そのことは政策金利、つまりFFレートの先物の取引価格にも如実に現れました。 これまで「1回目の利上げは2022年の6月」というシナリオが織り込まれていたのですが、それが5月に繰り上がりました。(赤の⇒)
f:id:TOMO1212:20211125141953j:plain
つぎに2022年通年での利上げ回数は、これまでの2回(黄色)から3回(赤の囲み)へと回数が増えました。
f:id:TOMO1212:20211125142053j:plain

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『おまけ』

じっちゃまが普段から推奨しているのは米国市場をまるごと買うことができるETFである「VTI」。
またはS&P500指数に連動する「VOO」でもいいと言っています。
そして今回のような難しい相場に対応するのはひじょうに難しく、この対応に誤って資金を減らしてしまう投資判断をするくらいなら、素直に「VTI」を買って持っていれば徐々にでも確実に儲かったという趣旨の発言をしています。

「今年の教訓として、セクター・ローテーションをズバリ読むことが如何に困難か?ということが痛感されたと思います。
相場の機微を読み切れてない以上、なぜ徒労な努力をする?
VTIだけ買っておけば、ヒタヒタ、コンスタントに儲かったわけで、、、」

みんなでVTI買おうぜ!!


それではみなさん、GOOD BYE!