とんたんの投資日記

オニール、ミネルヴィニ流で富裕層の仲間入りへ

【米国】利上げは株式市場に不利?

                                                                     

こんばんは。とんたんです。



11月米国消費者物価指数は、ほぼコンセンサス通りですね。

SBIリクイディティ・マーケット(@SBILM)
22:30発表
・11月米国 消費者物価指数
(前月比)0.8%(予想 0.7%・前回 0.9%)
・11月米国 消費者物価指数
(前年比)6.8%(予想 6.8%・前回 6.2%)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

11月米国消費者物価指数は、ほぼコンセンサス通りですが、凄まじい上昇率を見せていることには間違いありません。
FRBは政策金利の利上げを推し進めていくと予想されています。既にテーパリングを早期に終わらせて、来年3月辺りから四半期毎に利上げをしていき、2022年内に4回行うことが市場のコンセンサスとなっています。
ですから、利上げはある程度市場に受け入れられていて、織り込み済みと判断できます。
株価にとって危険なのは、それ以上の金利引き上げを行うこと。実際の利上げ回数が更に足早に行われて1回増え、5回になったという場合は市場が混乱する恐れもあります。


利上げの前後で株価がどうなるのか?大和アセットマネジメントさんが過去の利上げ開始前後の米国株の動きについてまとめてくれています。

利上げ開始前に大幅下落の可能性は低い
(大和アセットマネジメントの株式見通し)
''下図は過去の利上げ局面前後の米国株の動きをみたもの。
利上げ開始後に米国株が強含むことはよく知られている。
一方、利上げ開始前の動きはまちまち。
ジリ高もあれば、上値が重い場合も見られる。
しかし、利上げ開始前の局面であるため、景気そのものは良く、景気が大きく崩れるには至っていない。
高バリュエーションのリスクはあるものの、押し目買いも入りやすい局面と考える。''

f:id:TOMO1212:20211212190636j:plain

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

過去の利上げ開始前には米国株が多少ギクシャクすることもあるということのようです。
しかし、利上げを開始しないといけないというのは景気自体はよく市場がしっかりしている場合でありますので、多少下がったところで大きく崩れる可能性は少なといいます。一般的には利上げ開始後は米株が強くなるというので、むしろここで下げた場合でも不安にならずに中期的な上昇を信じて投資をしていくことが重要と思われます。


私は来年は強いと考えている。
むしろ、2023年〜2024年こそ厳しいかも。
バランスシートの圧縮は必ずあるだろうし、8兆$の1割でも8,000億。
テーパリング?利上げ?いやいや、株にとってバランスシートの圧縮こそ地獄。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バランスシートとは、貸借対照表のことです。
連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシートは、コロナショック以降、債券購入等により資金を市中に大量供給した結果急膨張しています。
景気が拡大軌道に乗って、膨張したバランスシートを通常に戻すことがバランスシート縮小となります。それにより、次の景気後退に備えて金融緩和の手段を整えることにもなります。
縮小は市場で大量に売却すると混乱を来してしまう恐れもあるため、満期が来た債券を再投資しなかったりしながら、徐々に縮小していくことから始まります。

ただコロナショック以降、FRBのバランスシート拡大は過去に例がないほどの大きさです。
リーマンショックの時でも4兆5000億程。今回はその倍ほどあります。
この大きく膨張したバランスシートを市場に大きなパニックを起こさないように、どのように縮小させていくかが次の株価下落要因の争点になるかもしれませんね。


それではみなさん、GOOD BYE!