とんたんの投資日記

オニール、ミネルヴィニ流で富裕層の仲間入りへ

【雇用統計後】米10年債年利回り上昇株価は下落

                                                                     

こんばんは。とんたんです。


長期金利は株価に大きな影響を与えます。
長期金利が下がれば株価にはプラス、上がれば株価にダメージと言われています。
いわば、長期金利と株価はシーソーの関係にある。それほど株式市場の関係者はこの長期金利注意深く見ているわけです。

そしてこの長期金利の指標は10年債利回りとされています。
米国10年債が売られれば金利が上昇し、買われれば下落します。


昨日の雇用統計発表を受けた直後に予想より大きく下振れた結果を受け、この長期金利は1.59%台から1.56%台まで落ちました。ぞしてその後方向転換。最終的には1.612%にまで上昇しました。

それに伴い主要3指数も僅かながら前日比マイナスに終わってしまいました。
特に金利上昇に弱いハイテク銘柄が多いナスダック先物は、雇用統計直後に金利の低下とともに上昇しました。しかしその後の長期金利の上昇と共に軟調になり、ナスダック総合指数は最終的には-0.51%へと沈みました。


昨晩発表された9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想50万人に対して結果19.4万人と大きく下振れ。失業率は5.2万人に対して結果4.8万人と改善。平均給与は0.6%増加。

失業率は低下したが、これは労働参加率の低下が背景にあると見られています。

雇用者数が予想を大きく下回っているにも関わらず金利が上昇したということは、債券市場関係者がそれでもそこまでひどい結果ではなく、FRBも年内にテーパリング(量的緩和縮小)に着手するだろうと思っていると考えられます。

テーパリング実施は雇用者数だけでなく、他にも平均給与、景況感や物価などを総合して判断されると思われます。他の経済指標は比較的しっかりしていると見られます。

ちなみに、この時期の雇用統計は例年振れが大きくなる傾向があり、1ヶ月後に上方修正される可能性も残されているといいます。


長期金利が今回のように急激に上がっている場合は株を買いたい気持ちを抑え、新規の買いは控えて無用なリスクをとらないように心掛けたいところですね!


それではみなさん、GOOD BYE!