とんたんの投資日記

オニール、ミネルヴィニ流で富裕層の仲間入りへ

米国株式市場は歪んでしまったのか?''僕たちがやるべきこと''

                                                                     

おはようございます。とんたんです。


ついに「テーパリング」(量的金融緩和縮小)が発表されましたね!

前回のテーパリング開始発表の時は「テーパータントラム」というテーパリングを受けて市場が混乱する現象が起きました。
当時はこれが原因で株価も大きく下がり、当時FRB議長だったバーナンキ氏の名前から文字られた「バーナンキ・ショック」などと呼ばれていたようです。

ところが今回のテーパリング発表後、市場は下げるどころか大きく上昇しました。
現FRB議長のパウエル氏が数ヶ月かけてゆっくりとテーパリングについて市場関係者ににおわせ、いざテーパリングを始めた時には「織り込み済み」となるように持っていくことに成功した形です。


それでもテーパリングが遅すぎてその間に株価が上がりすぎて、市場が歪んでしまったとの批難もあり、またインフレの上昇の原因にもなっていると言われています。


そしてまだまだパウエル議長の「市場との対話」は続きます。

今回のテーパリングでは市場予想通り毎月、国債100億ドル、MBS50億ドルのペースで減額 となりました。
しかしこれはあくまでも「順調にいけば2022年半ばに購入減額が完了見込み」ということです。機械的な減額ではなく、ペースは経済次第で調整 というテーパリング途中終了もあり得ることをにおわせた状態になっています。

インフレは「一時的」として来年の利上げについての言及にも慎重です。


以下、アミン・アズムデ氏のFOMC記者会見についての実況。

FOMC記者会見実況。
債券市場は来年2回の利上げを織り込んでいるが間違っているか。
→はっきり答えず。様子みる。
賃金インフレはどう思うか。
→実質賃金上昇率がやっとゼロに。まだ構造的なものではないと思っている。
何があったらテーパリングを修正するか。
→はっきり答えず。

「現在のインフレは価格安定の使命に答えられる水準ではない」
「一時的は人によって違う意味。我々はいつか終わるものと意味する」
「完全雇用は元々コロナ前の2月を基準にしていたがコロナによってその常識が変わった」
「ここ一年、インフレと完全雇用に対する見解に誤りがあったのは事実」

「完全雇用と価格安定の使命は必ずしも繋がっていない。リスク管理の視点で片方を重視せざるを得ないだろう」
「インフレは想定以上。来年の半ばまで継続すると思っている。我々にとっても新たな経験。だが今利上げするタイミングではない」
「需要が非常に強い経済環境」

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市場の歪みをTwitterで痛烈に批判しているのはエミン・ユルマズ氏です。
彼は昨年の年末から1年近く、米国株の暴落を予言しています。最近では、調整すら許そうとしない「米国株式市場の歪み」、それを作り上げるFRBや米国議会を痛烈に批判しています。
彼は素晴らしい知見をお持ちで感心させられることばかりな一方、煽りが激しすぎるところが傷ですが...。とても勉強にはなります。

FOMCの要約
- 月間150億ドルのテーパリング(資産購入ペースを減らす)。今月から開始
- 状況によってテーパリングを調整する(=株が暴落し出したら止める)
- インフレは一過性 (=利上げする気はない)
市場の反応 → FRBは永遠に利上げしない、テーパリングも株下がったらどうせすぐ止める → バブル継続

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しかし、我々個人投資家の第一の目的はあくまでも儲けること。
「こんなに上がるのは間違っている!バブルだ!」
「インフレは一時的だと!?利上げには慎重?もしかして永遠にやる気ない??」
「市場は歪んでしまった!間違っている!」
って思うよりも素直に上がる時はついていった方がいいですよね。

市場がどうなっていようと僕たちは上昇する株に上手く乗り、儲けることを考えなくてはいけません。

市場が歪んでるか、間違ってるかどうかなんて専門家に任せておけばいい。さもなければ趣味の範囲で追っていけばいい。
とにかく株価上昇の波が来ている内は波に乗ろう。


もちろん、波が引来そうだったらいつまでも海の中に居てはいけないよ。逃げるべき時は撤退の勇気を。焦らず、欲張らず。

「頭と尻尾はくれてやれ」。


それではみなさん、GOOD BYE!